鳩の棲み処

静かに毎日を過ごしたい。面白かった本などの読書感想。新旧関係なく観て読んでおもしろかったもの。。

読書感想「シム・フースイ1.0 ワタシnoイエ」(荒俣宏)角川ホラー文庫

すごく古いですが、当時大好きだったシリーズで。

ふと、読みたくなって。(今、PS4でクーロンやってるからか。)

さがしたらkindleで発見。

 

やっぱり楽しい。風水の道具やちょっとした知識もでてきます。

当時は「難しいから」と感じて飛ばしてたところも、今回は楽しく読めました。

特に保険の話。

むつかしい言葉もkindleのお力で指でぐいぐいしてれば、意味がわかるのでありがたい。

 

話もすごく面白かったけど、シリーズ通して好きだったのは黒田とミズチの何というか歪んだ関係。すごく好きで若いころの私はときめきながら読んでいたものです。

今読み返して、またときめいた。

 

ドラマ化もしたよね?確かNHKで。

少し見たけど、黒田が好青年に見えてなんとなく観るのをやめてしまったんでした。もう観られないんだから観ておけばよかったかも。

 

私の中で黒田は外見ではFF7のツォンさんのイメージ。雰囲気では「出会って5秒でバトル!」の黒岩かな。

 

『斜に構えて自分の得意分野に突き進んで、周りあまり気にしない』そんな感じ。

 

風水を使ったり、事件のシーンは迫力があるっていうか、ドキドキする。

黒田やミズチは、変わり者で曲者っていう感じがいい意味でフィクションらしくて大好きです。

 

今は「新宿チャンスン」読んでます。

ゲーム感想「死印」PS4

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今更すぎたゲーム感想ですが、やっと「雨のあかずきん」をクリアしたので。

やっと全クリア!

かなり前に買ってやってましたが、ゲーム実況者さんの動画見てそのままほっといてしまったんですよね。

ストーリーは、章ごとに分かれています。(全体を通して最後まとまるんですが。)

パートナーを選んで探索に行くのがとても楽しい。

怪異達の過去というか怪異になった理由があまりにもつらい。例えるなら「金田一少年の事件簿」なみに。今は「金田一37才の事件簿」だけどそれも含めて、つらそうな過去がきついですね。感情移入するタイプなので。

 

登場するキャラクターは、主人公からしてみんな好きですね。

主人公は「冴えない中年男」って紹介文にあるし次作の「NG」でもそういわれるシーンがあるんですが、ゲーム画面ではかなりカッコイイです。少しだけ外見変えられるシステムなので私はメガネかけさせて、髭はなしで。

 

他にも、ちょっとリバイ兵長に似てる元刑事、怒った顔が怖すぎる小学生、など好感もてるキャラばかりです。個人的には栄太くんを応援したい。

(主人公、栄太に冷たくない?)

 

今はこれも今更ながら、「NG」始めました。

来年の夏には「死印」のキャラ達が出てくる新作「シビトマギレ」がでるそうでものすごく楽しみです。

「冴えない中年」って言われてる主人公が高校に教師として潜入するらしいので、高校生達にいぢめられないか割と本気で心配です(笑)

 

 

ざっくり、いろいろ感想

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今更ですが、プレステ4  の「死印」クリア。

雨の赤ずきん、怖いけど主人公の優しいところも見えて好きなお話です。赤ずきんが悲しすぎだけど。

だらだらやってたんですが、たまたまネット見てたら…!続編出るんですね。「N G」ではなくて「死印」の方のキャラが出る!

夏発売予定とのこと、すごく楽しみです。

なので「N G」も初めてます。

 

それと!ゲームで。プレステのVRクーロンズゲートでてたんだ。

早速購入。そしてクーロンのなかへ。

すごい。完全にクーロンの中です。正直言って怖いですね。以前の普通のゲーム画面では雰囲気が大好きだと思っていてもちろん今回も大好きですが。

実際入ると怖いよクーロン。

そして良く出来過ぎて、少し酔いました

 

あと、映画やアニメもいろいろ観たので、あとでまとめよう。

 

 

 

麻耶雄嵩を読みつつ。

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これと、メルカトル鮎。私の中での現実がはいってなくて登場人物が大好きなミステリー。

再読したメルカトルの感想を書こうと思ったけど、うまくいえないな。

 

木更津雄也は、初めて知ったので最高に楽しかったです。

名探偵の存在している世界。京都。

素敵です。

 

読書感想「悪女について」(有吉佐和子)「モンスター」(百田直樹)「モンスターU子の嘘」(越智月子)

モンスターU子の嘘を読んで急に悪女の出てくるものが読みたくて探した本たち。

 

「悪女について」

いろいろな人が語る公子という女性について。

もちろん人によって共通するところ、全然違うところ、それがすごく面白いわけですが。

私が一番面白く感じたところは、男性から見た公子はかなり魅力的な女性。

女性からは、平凡とか、器量は普通・・・のような主に外見への感じ方が違うところ。

不思議ですね。

 

男性から魅力的に見える女性と女性から魅力的に見える女性って私の感じるところでは現実でもちがう気がするし。

 

有名になってから過去の友人に会うシーンも友人もびっくりな過去書き換え能力(ギアス)あるのかなってほど自然に否定してるところがあるんですが、

 

最後のお話(語り)を読んですごく納得してすっきり・・・!

公子はずっと「清く正しく美しいもの」を愛し続けたってことかな。

好きな女性です

 

「モンスターU子の嘘」

以前読んだことあるんだけど、再読。前読んだときよりもずっと好きになりました。

以前は派手な広告につられて図書館で読んだんですが、思い出して今度は購入して読んでみました。

やっぱりおもしろい。

こちらも、本人ではなく2人の人間からみたU子さんなわけですが、こちらも男性と女性によってちがう魅力なのがおもしろいですね。

(「悪女について」よりは違わないけど)

 

映画化とか楽しいんじゃないかな。「悪女エンターテイメント!」とか。

 

しかし白く美しくシミひとつなく、下手をすれば20歳くらい若く見えるって・・・うらやましい!

 

「モンスター」

これは読んでいてつらかった!

主人公は絶対にモンスターじゃない!と言いたい。

別に主人公がモンスターとは書いてないけど!!

 

私にはいろんな人に傷つけられながらも、よりよい自分になろうという意思をもち頑張って生き抜いた女性。

そうとしか思えない。

「モンスター」というなら、エピローグで一番最後に出てくる人間でしょう。

最後で私は打ちのめされました・・・。

 

悪女つながりで読んでみて、やっぱり楽しい。

「嗤う淑女」も読みました。

少し惜しい感じだな~という感想。

 

 

 

 

 

 

読書感想「オッド博士の美少女図鑑」最合のぼる著、Dollhouse noah写真

迷っていたけど購入。

「Shunkin~人形幻想」は読んだんですが、写真も(モデルさんの人形も)文章も面白いけど独特だなぁと思っていたので。

Amazonで試し読み部分を読んだらやっぱり独特だけど面白そうだし、モデルさんが美しいので購入。

七菜乃さんとDollhouse noahさんの写真大好きだし。

ざっくり結論、買ってよかった・・・・!

 

美しい七菜乃さん、オッド博士も「狂人」らしくお話部分もとても楽しめた。

 

特に好きなの二つ。

「彼女に一番似合う服」は七菜乃さんがとても美しくてかわいくて・・好き!!

それだけで買ってよかったなと思った。

お話もオッド博士の狂人ぶりと美少女好きがでていておもしろく、自分の欲望のまま生きてる博士楽しい。

「僕ノ天使」はこの中で少し感じが違っていて、少年のような少女が美しい。

いいなぁこの感じ。

少し長野まゆみさんの小説に出てくる少年を思わせましたね。初期の「のばら」とかの。

 

すごく良かったんだけど説明難しい。

美しく、ここにはない世界でした。この世界に入りたい。

 

読書感想「ぼぎわんが来る」(と、「ずうのめ人形」+映画感想「来る」少し)

アマゾンプライムで「来る」の映画の予告を見たらおもしろそう、と思って先に原作の方を読了。

 

「ぼぎわんが来る」

私の中で久しぶりにかなりのヒット・・・!

読めて出会えて良かった本ですね。

読みやすい。

内容は結構きついお話ですね。

あと結婚して子供いないと、そこまで不幸なのかなとか考えてしまった。

もちろん人それぞれ。

ですが、ここで出てくる人たちは苦しそうで読んでて苦しくなった。

 

夫視点と妻視点と続いていておもしろかった・・・。内容はつらいなぁと思いましたけど。

 

「ずうのめ人形」

比嘉姉妹が好きになったのでいそいそ購入。読了。

おもしろかったね・・・!この姉妹がシリーズになって出てくれたら嬉しいな。

悲劇が呪いを生む。それってこんな感じかなと考えたり。

負の連鎖、止めたように見えるけど違ったり・・・とミステリの要素がかなり楽しめました。

 

映画「来る」

本を読んだ後、早速プライムで観る。

印象としてゴチャゴチャした感じでおどろおどろしさが、観ていてきつい。

原作もそうなんですが。

比嘉姉妹が好きで琴子が大好きになったので、琴子を楽しみにしていたんですが、私のイメージだと、少女っぽさを残した感じだったのですが、映画の琴子はタイプが違うけど、かっこよくていいですね。

お祓いのシーンはいろいろな巫女さんや神主さんがたくさん登場して圧巻。

このシーンを観てこの映画を観て良かったと思いました。

神社、神主さん巫女さんって大好きなので。

 

 

 琴子のこと(ちょっと語る)映画はキリっとしていてカッコイイそこが好き。

映画版では、妹のことそんなに心配でもないのかな距離感がわからないけど、冷たい感じ。もしかしたら私には感じ取れなかったのか?

小説では、自分のイメージでは澄んだ空気を纏った巫女のような。それで上にも書いたけどなんとなく少女っぽさを残してるイメージなんですよね。

もちろんキリっとはしてるんですが。短編集の子供のころのお話がかなり好きだったので、そのイメージがくっついてるのか。それともポニーテールかな。